棒かんざしの製作
第1回
鳥人間工学実験Ⅰ 報告書
鳥人間工学実験Ⅰ 報告書
実験題目:棒かんざしの製作
実験者:接合班員
1.目的
棒かんざしを作製し, 棒かんざしの構造や棒かんざしを使用する意味を理解する.
2. 原理
2. 1. 木かんざしの役割
木かんざしとは,径の小さい桁に木の輪や木の棒を取り付けることによって,径の大きい桁にすっぽりはまるようにするためのパーツである.
2. 2. 木かんざしの種類
木かんざしには丸木かんざし (図2.1) と棒木かんざし (図2.2)が存在する. 丸木かんざしは木の板からボール盤を用いて切り出す. 一方, 棒木かんざしは木の棒を適切な長さに切りし, 作製する.また, 本来ならば棒を適切な長さに切り, 使用するが, 本実験では木の板を使用するため, そこから棒状に切り出す.

図2.1 丸木かんざし.

図2.2 棒木かんざし.
3. 使用器具
木の板 1枚
カッター
径の違う桁 1組
4. 実験方法
①木の板を適切な大きさに切り出した.
②5分エポキシを桁の接着面にぬり, 切り出した棒を桁に1週させるように接着させた.
GF (グラスファイバー)がなかったため今回の実験ではここまでしか行わなかった. 本来であれば次の③~⑥を行う.
③GFを棒かんざしの幅で, 棒かんざし3~5週分に切り出す.
④50エポをGFに塗り, 棒かんざしに巻きつける.
⑤すずらんテープで圧着する. このとき, エポがはみ出るので適宜拭き取る.
⑥1日おいたらすずらんテープを剥がし, GFをやすって径をあわせる.
5.実験結果
作製した棒かんざしは図5.1のようになった.

図5.1 作製した棒かんざし.
図5.1からわかるように今回使用した棒かんざしは木の板から切り出したため, 棒の幅がそれぞれ異なっており, 凸凹になっている. これはやすったり, 棒を木の板ではなく木の棒から切り出すことによって改善されることが期待できる.
6.考察
6. 1. 木かんざしには棒木かんざしと丸木かんざしがあるが, 今回棒木かんざしを使用した理由について説明する
木かんざしを使用する際には丸木かんざしを使用するのが望ましいが, 実際には丸木かんざしを作製する際に大きい方の桁の径 と小さい方の桁の径 の差 が小さいとボール盤で切り出す際に丸木かんざしが割れてしまう. ゆえに, 本実験で使用する桁の径差 は小さいため棒木かんざしを作製した.
6. 2. 棒木かんざしを作製する際には本来であれば木の棒から切り出すところを, 今回木の板から切り出した理由について考察する.
木の板を使用した理由は, 木の棒を買ってくるように指示したところ, なぜか木の板を買ってきた班員がいたことが原因だと考えられる.
7.まとめ
棒かんざしを作製することで棒かんざしの構造や棒かんざしを使用する意味を理解する事ができた.
参考文献
[1]:接合班ノート