空と海の二刀流
お疲れ様です。
私事ではありますが、ここ二か月間、週三で母校の遠泳行事の助手として高校に顔を出しおります。別に水泳部だったわけではないのですが母校愛なのでしょうか、きついながらも根本的な泳力練習と生徒が海の上で隊列を組んで泳ぐ際の指導練習を頑張って行っております。鳥人間の「空」、遠泳行事の「海」、今度は「陸」の何かを制覇してみたいところです。
この前ようやく本番を想定して助手たちで勝浦の海に行き、隊列指導の練習などをしたのですが、まぁ違うこと。プール練では決して味わえない、海水の寒さやしょっぱさ、波の流れ、突然現れるクラゲ、それに同じ海なんてないので、毎日想定外なことだらけです。
そんな遠泳行事の助手として練習をしてきて気づいたことが一つあります。それは、「情熱は伝播する」ということです。海でいきなり泳げと言われる生徒たちの中には、いやいや学校行事だから参加している人から、泳力に自信がなく不安な人、やる気満々な人まで様々います。でも、そんな十人十色な生徒に全力で取り組んでもらいたいならば、助手たちも全力な姿勢を見せてなくてはいけません。そうやって真剣な姿をまず助手たちが見せることによって、生徒たちに思いが伝わり、自然と仲間を励まし合ったり、勇気を振り絞ってみたり、限界を超えようと努力し始めるのです。だんだんばらばらであった生徒たちの思いも気づけば一つになることがこの行事の魅力ですね。
鳥コンや遠泳行事も準備や練習の期間に比べれば本番はほんの一瞬でしょうが、短いながらも得られるものや気づきは計り知れません。残りわずかではありますが、ECLATが最大限を尽くして飛べるよう、サークルの仲間たち励まし合い、全員で最後の最後まで頑張って走り抜けましょう。
その情熱はきっとECLATにも伝わり、思いもよらぬ力を発揮してくれるでしょう。